コラム Back number 1-5  
HOME  │  プライバシーポリシー  │  お問い合わせフォーム  │  組合加盟お申込フォーム
001   野の花のように〜美容界を担う若い皆さんに〜 K.Y さん
002  本当に立上った 〜生涯忘れえぬ思い出〜 K.Fさん
003  「 美 容 の 道 」〜祖母・母・私、そして娘ヘ〜 K.S さん
004  思いつくままに 〜ブリュッセルの思い出〜 S.S さん
005  ハ〜イ! 〜この一年を振り返って〜 A.T さん


001
001   野の花のように〜美容界を担う若い皆さんに〜 K.Y さん
 ◆一日の計は朝にあり
 ◆一年の計は元旦にありと言う諺(ことわざ)があります。
 すべての計画や、準備は早く整えるべきであるの意。
 昔は日の出と共に働き、日の入りには休む、早寝早起き三文の得も今は通用しない諺ですね。
 私たちの子供の頃は、親にもあまり勉強しろとは言われず、家の手伝いや小さな兄弟の面倒を見ていましたが、不平不満もなく親の言うことを聞いて育ちました。先生や先輩からは「君らは大きな志を持った人間に、君らの前途は大海のように洋々としている、大きな夢と希望を抱いて大空に、未来に向かって思う存分羽ばたいてください。」それにくわえて「頭が少しくらい足りなくても努力次第で成功するが、身体だけは何をするにも土台だから健康に注意して、親に心配をかけないよう伸びてくれ。」と言われたものです。
 現代は朝は遅く、夜も遅い、今の自分も夜の方が落ち着いていて雑用出来るカナ、と遅いことを反省しています。
 ◆商いは牛の涎(よだれ) 商売をするには牛の涎のようでなければならない。一時に大儲けしようとせず、細く長くわずかな利益を積み重ねて財をなすべきと言う意。
 太く短くでなく、仕事も自分の体力に合わせて、人生も元気に生きる楽しさと喜びを、マイナスもプラスに変えてのんびりと、好きな仕事を一生の共として、雨にも負けず風にも負けず野の花のように、逞しく歩いていきたいと思います。
 若い皆さんは派手なスタイルでなく、基本をしっかり身体で覚えてください。
 基礎がしっかりしていればどのようにも対応できます。
 沢山の良いものを見たり、聞いたり、読んで、感性を磨き、「一生勉強」を心に身体に気をつけて「若い力」で、これからの美容界を、そして組合を、お願いします。 若い皆さんは派手なスタイルでなく、基本をしっかり身体で覚えてください。
 基礎がしっかりしていればどのようにも対応できます。
 沢山の良いものを見たり、聞いたり、読んで、感性を磨き、「一生勉強」を心に身体に気をつけて「若い力」で、これからの美容界を、そして組合を、お願いします。


002
002  本当に立上った 〜生涯忘れえぬ思い出〜 K.Fさん
 アウトドアー派の私は、春は釣に始まり山菜採り、夏は蜂追い、秋は蜂の子捕り、きのこ狩り、冬は狩猟と、年中忙しく暮らしているせいか、あっという間にもう直ぐ古希を迎える処まで、来てしまった。そんな中での今から三十年程前の秋、十月中旬ころの出来事です。
 時は、松茸狩りの真最中で、仕事をしていても落ち着かず、午後お客様の切れ目を狙って山に向かって一目散。林道の少し広いところに車を止め、山へ入りました。
 この時期、山は大変な賑わいとなるので、人の近寄りがたい悪場を狙います。それでも山に入ってまもなく、腰篭に、採ったきのこの上に、木の葉をつめて降りてきた人に出会いました。 私も茸採りですから、地面ばかり見て奥に向って進むわけですが、悪場ですから小さな尾根が幾つもあり、たとえ顔を上げても遠くまで見通すことは出来ません。
 そんな中、二人目の同族に遭ってしまい、又先を越されてしまったかと、舌打ちをしながら、登り続けておりました。そんな時尾根の向こうで、ガサガサと音がします。又先を越されたかと顔を上げたとき、一瞬しまった、と声を出してしまった。相手は熊だったのです。 私までの距離は十五米位、ハッと思った時には目の前一・五米まで迫っていました。一瞬のことで、世に言う死んだふり等、空々しくて、とても出来ません。その時本当(後で解説)に後足だけで立ち上がり、鷹の嘴のような爪をむき出しにし、首の月の輪以外真っ黒の毛並みは逆立て、少し開いた口の中は深紅で、鋭い牙も見え低く発するうなり声には、生きた心地などありません。私の居た所が五十米程の絶壁の縁で、松ノ木を背にして後ずさることも出来ません。其の時私に出来たことは、採った茸で、ドッチボール位に膨らんだビニール袋を、熊に当たらない様気を付けながら、大声と共に鼻先で、振り続けることでした。
 其の時、本当だと思ったのは、山の中育ちの私が、子供の頃山師をしていた父親から、聞かされていた、熊の話でした。熊は場合によっては、人間を襲う事があるが人の近くまで来ると、必ず二本足で立ち上がる。其の時は、安定感が無いので持っているニン棒で、お腹の辺りを突けば熊はひっくり返る。又木に登った時には下から二つ目の枝に居て、熊が最初の枝に手を掛けたら、その手をナタで切ればよい等、聞かされていたので、恐怖心の中にも、ああ本当だと思える落ち着きで、対応出来たような気がします。あの場で慌てふためいたら、今の自分は、この世には居なかったはずで、親には、感謝しています。
 袋の振り続けた時間は、五分であったのか、十分であったのか、それより短かったか長かったのか、当時から今に至るまで、定かではありませんが、其の内に熊がクルッと向きを変え、来た方向にノソリノソリと、後を警戒しながら向い始めました。十米程遠ざかったのを見届け、険しい山の中で帽子を落としたことにも気付かず、車まで逃げ帰り、運転席に座って、表現の仕様も無い安堵感にひたりながら、ヒヤ汗という物がこんなにも冷たいと言う事に、気付かされました
 車の中で十五分ほど気を落ち着けてから、帰宅しましたが、其れから間もなく、白髪染めが必要になりました。今は染めないので、私の頭髪は熊の息のかかったところだけ、真っ白です。


003
003  「 美 容 の 道 」〜祖母・母・私、そして娘ヘ〜 K.S さん
 私が、物心ついた頃、祖母が日本髪を結い、母が高く逆毛を立てたアップを結い、従業員がコード付きの電気パーマを巻き、お客様が「熱い!」とおっしゃると、うちわやハンド式のドライヤーで冷やしていたことを思い出します。
 【電気パーマ】から【コールドパーマ】に、そして、今は【デザインパーマ】から【デジタルパーマ】ヘと変化しています。従業員も皆、住み込みで、美容院の数も少なく、お休みもお盆とお正月のみで、従業員がトイレの中で寝てしまい、迎えに行くといった状況で、お客様も何時間も待ち、番号札を持ち帰り、また来て下さる、そんな忙しい時代でした。
 そのころの【見て覚える教育】から、美容学校へ通う【理論的な教育】に変わり、お客様も、お店を「選ぶ」時代に変わりました。
 しかし、「美しくありたい」と思う気持ちが失われない限り、「美容」の仕事に終止符はありません。情報社会の今、お客様が色々な情報を知る前に、自分自身が勉強しなければならない時代になり、また、若い人達から、お年を召した方々まで幅広いニーズに合わせた対応が必要となっています。 美容は人間の「一生」に携わる仕事であり、一番大切な「頭・顔・手・足」を預けさせて頂き、お客様がご自分で、出向いて来て『ありがとうございます。』の言葉と『お金』を置いていってくださる、こんな素晴らしい営業はどこを探しても無いと思います。
 今来てくださっているお客様を大切にし、いかに満足して帰って頂くかを、もう一度見直しながら、最初に仕事をさせて頂いたときの気持ち、させて頂くことの「感動」と「不安」そして「一生懸命」を忘れずに、この仕事を続けていこうと思います。


004
004  思いつくままに 〜ブリュッセルの思い出〜 S.S さん
 先日までコラムの一読者として楽しみに読ませて頂いておりましたが、人生、一歩先には何が待っているかわからないもので、私に寄稿依頼が来てしまいました。
 さて、私は何を書いたらいいのか皆目わからないので、今年二月にベルギーのブリュッセルへ旅行したことでも書いてみます。今は世界遺産になっているグランプラスという所に行きました。
 大規模な石畳の広場の周りに十七世紀の建物が並び、今も当たり前のように市役所、博物館、宝石店、両替所、レストラン、ビアホール、ミュージアムその他いろいろな目的に使われていました。
 何十年何百年とずーっと改装しながら使われているのです。また郊外に行くと十七世紀の建物の街並み、運河、石畳の道を馬車が走っていて、まるで絵本の世界に入り込んだようでした。
 今回一番楽しみにしていたのは世界文学全集の「フランダースの犬」でネロ少年とパトリッシュという犬が死んでいた場面に登場する「絵」を見ることでした。子ども達が小さい頃何回か読んであげたのですが、かわいそうすぎて声を出して読めなかった場面です。やはり世界中の観光客が少年と犬の銅像をその教会の前に立ててほしいと声が上がるらしいのですが、小説であって事実ではないからと許可が出ないとのことです。でも驚いたのは日本語で書かれた箱型の建造物が教会の正面に置いてあったことです。ベルギーの人達はそれをどう思っているのでしょうね。
 ベルギー滞在はたった四日間でしたが、よその国の文化に触れてまた自国文化の良い所を認識し、後世に文化を伝える必要も感じさせられました。
 つたない文章で申し訳ありませんでした。どうぞこれからもよろしくお願いします。


005
005  ハ〜イ! 〜この一年を振り返って〜 A.T さん
 人生いろいろ起きること、遭遇することもイロイロ、この1年に遭遇した話を、我が輩らしく書いてみることにした。
  • 夏も真っ盛り、仕事が終わり、家路に向かって一路帰還の途中、パトカー1台、人が4名、なになに〜? 歩いていると向こうの暗闇から一人走って来るではないか! 追って来る人3名、あまりの勢いについつい一緒に逃げてしまった自分。 朝刊を見てさぁビックリ! それは下着泥棒だった。一緒に走った我が輩は…
  • 早朝通勤、チャリンコで小路を走行中突然「カクン!」…気が付いたら若い女性の下半身丸見え! 肩は痛いワ。女性は脳震盪…フフフ…
  • 車の免許更新で目の検査の時、「どちらの方向ですか?」の問いに右手を挙げ「こっち」 左手を挙げて「こっち」に「信じられない…」と事務のおばさんが…
  • 次、写真のところ。家を出る時、妻に「怖い顔はやめてネ。」って言われついつい笑ってしまった自分。 「笑う人は初めてだ!」と事務のおじさんに叱られ、つい言ってしまった一言。「笑っては行けない法律でもあるのォ?」 こんなモンだろう人生は…
HOME  │  プライバシーポリシー  │  お問い合わせフォーム  │  組合加盟お申込フォーム
サイト内検索
Google     WWW を検索   「BAながの」を検索 
Since2006 Copyright (C)  Beauty Shop Owners Association Nagano. All Rights Reserved.