組合に入った理由
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 今回のコラム寄稿者は OTUKTKM さんです。
 私の家は三代続く美容一家です。以前は組合に入っていましたが、一度抜け、私の代でまた入る形になりました。そのきっかけを作って頂いたのが私が尊敬している現組合員の方に美容組合の存在意義を聞いたのがきっかけでした。
 祖母がこの地域で美容業を始めてから55年になります。それが長いか短いかは別として、その間美容室が営業できたのはお客様はもちろんのこと、美容という業種の確立が、美容室を存続させてくれたのでは…とその方と話していて気付かされました。
 私は東京で何年か務めた美容室をやめ、田舎に戻ることになりました。
 戻ってからは、車の免許取得の為、1ヶ月の間時間がありましたので美容師の短期派遣をしました。
 私の任された派遣内容は、日によって忙しいお店に行き働くという内容でした。その日は「低料金のお店」でした。
 そこでの出来事で、スタッフがお客様の仕上げをし、お荷物をお渡ししたとたん、帽子を被ったので、私はその行為に疑問を持ち、こんな質問をしました。
 「なぜ、セットしたのに帽子を被るのですか?」と。お客様は「こんなお店から出てくるのを知り合いに見られたくないから」と…。
 私とそのスタッフはビックリして言葉を失っていましたが、私は逆に何か納得するものがありました。
 そのお店はスタッフの志気もなく、お客様とのコミュニケーションもなく、いわゆる流れ作業のお店でした。もちろん、お店の中も雑然として、清潔感もありません。これはそんなお店での出来事でした。
 私も含め、憧れを持って「美容師」を目指し、ビジョンを持って卒業し、「美容師」として働き、誰もが初めから先程の様なお店で働こうとは多分、思わなかったと思います。
 しかし様々な理由で志が変わり、社会状況が美容室の営業形態や料金設定に変化せざるを得ない状況になったのかもしれません。
 ですが、どんなお店の形態をとっていても、自分の中の美容師としての「誇り」を持ってさえすれば負のスパイラルには負けないと思っています。
 「美容師」としてのより良い仕事を全うする為には、組合活動を通じて守るものは守り、そこからさらに未来へと美容業界がより発展する為にと思い美容組合に入りました。
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