生きている間に人はどれくらい“ありがとう”という言葉を口にするのだろうか?
そして、どれくらい“ありがとう”という言葉をもらえるのだろうか?
お客様に103歳のご婦人がいる。美容院には来ることが出来ないので、ご自宅に伺い有料でカットさせてもらう。耳が遠いので会話が難しいが、途中に一回最後に二度三度と“ありがとう”と大きな声ではっきりと言う。とてもエネルギッシュに・・・
“ありがとう”の言葉は私たちの心をうれしい気持ちで満たしてくれる。こちらこそ“ありがとう!”
上小の青年部を中心に<メイクでときめきを!気持ちリフレッシュ事業>を立ち上げ3年目になる。社会貢献をしながらメイクの魅力を伝えるため、いろんな老人施設に足を運びヘアーを整えメイクをしている。市から助成金でプロ用のメイク道具、整髪に必要な道具も買うことができた。誰もが手ぶらで参加出来るという利点がある。あとは労力“ズク”のみ。今はボランティアに過ぎず、事業化と言われ始めた中、賛否両論だと思う。ただ得るものが多い。
ありがとうの言葉と笑顔、技術習得、技術向上、施設の方々との交流、仲間との団結などなど・・・
動いて初めてわかることがある。動かないと何もはじまらない!
メイクをされる事に、はじめは戸惑うお年寄りもいる。でも、
鏡に映る顔は別人だ。肌はつやつや、頬紅をいれ血色もよく見え、
口紅をさし一層華やかに元気に見える。鏡には表情の明るくなった
笑顔が映っている。恥ずかしそうな顔はまるで乙女。“ありがとう!どこへ行こう?!”いろいろな言葉が飛び交う。いつまで経っても若々しくきれいでいたい!それが本音だと思う。メイクは落としてしまえば戻ってしまうが“きれいにしてもらった”というものは心の中に残る。と施設スタッフさんが言っていた。
社会貢献をしながら施設の方々と交流をもち、自分でも出来るメイク指導、散髪を依頼されるよう、いろいろと事業展開も考えている。
今は種まきの状態ですが、広い心で見守って頂けたらと思います。
これからもたくさんの“ありがとう”をいただけるよう、いつも感謝の気持ちをもって、年齢を重ねても“ありがとう”って素直に言える人でありたいと思う。103歳のご婦人のように・・・
渡しは一緒にこの事業に携わってくれる方々に感謝します。
♡ありがとう!♡ |