「九月のモチーフ」
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 今回のコラム寄稿者は、OGWRYKさんです。
 ◆◆◆  一  ◆◆◆
  「松本山雅」のルーツである純喫茶「やまが」は、私の高校への通学路にあった。
 「山雅」観戦の度、私が最も心を熱くするのは選手入場の時。1万人を超すサポーターの乱れない手拍子の中、「ウオー」のみの歌が流れて選手が入場する。何故か毎回熱い思いがこみ上げ、涙がでる。
 勝利は嬉しい。でも私の胸を打つのは、ひたむきに駆ける選手の姿なのだ。それは「美容技術選手権大会」にて、さらなる技術へと挑む選手の姿と重なるのだ。
 何故そんなに心酔するのだろうか。多分それは、もっともっと頑張れたであろう私自身の若い頃が、悔いとなって残っているからなのだろう。
 もはや何かに挑戦する気力は望めないが、彼らの姿に新生の感動を味わう今である。.
 ◆◆◆  二  ◆◆◆
  平成の大合併に背を向けたわが村議会議員の選挙が行われ、
 私は「ウグイス嬢?」初体験となった。自立した村で、村民参加の村づくりのスローガンのもと、「文化的資源で活性化を」と活動してきた仲間が立候補したのである。
 5日間選挙カーで村内をめぐり、演説を繰り返した。選挙運動とは不思議なもので、日を追うごとに熱くなる。2番目の得票で当選した翌々日「力をありがとう。これほど人に支えられたこと、なかったよ。」の言葉とともに私の目の前に差し出された「当選証書」。そう、人は1人では生きられない。
 人は1人では何も成しえない。「人」の字は支え合う姿なのですって。私の胸に7月の県大会の感動が甦ってきた。
 ◆◆◆  三  ◆◆◆
 最近「次の人生何をしたい?」と自分に問う。
「理系女子になり、人に係わって生きたいナ」と答えが返る。
 そういえばこの1年余、本当に多くの人と係わり、多くの人の影響を受け、多くの人に支えられる時間を過ごした。
 「第50回長野県美容技術選手権大会」の運営は、私にとって数え切れない沢山のことを学ばせてくれた。特に、「人」。「人」ってこんなにも素晴らしく、力強い存在であったことはない。苦しかったり、心折れたりもしたけれど、それ以上に「人」は熱かった。
 やっぱり私は「人」が好き。だから、次の人生も「人」にかかわり生きたいと思う。

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