「竹久夢二 大正ロマンの森を訪ねて」
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 今回のコラム寄稿者は、MRKSKTKさんです。
待てど暮らせど 来ぬ人を
    宵待草の やるせなさ
        今宵も 月は出ぬそうな


 この哀愁に満ちた作詞家は竹久夢二。
 始めて訪れた竹久夢二大正ロマン記念館。
 木立に囲まれた白い建物に初秋の木漏れ陽が美しく色づき始めた木々を引き立たせていた。
 とってもステキと思わず夢二の世界に入り込み感激に心が打たれた。
  私が竹久夢二の作品に出会ったのは何年前の事だろう。
 何とも言えぬ心淋しい心の底を見つめるような芸子さんの哀愁・・・。
 そんな作品に私は魅了した。そして心が癒やされた思い出がある。
 伊香保、榛名をこよなく愛した夢二。
 その多彩な活動は画家、詩人、装丁家、そしてデザイナーと数多くの芸術を生み出した事 が私が夢二に心を打たれた要因の一つである。

 記念館にはさまざまな夢二の作品、名画黒船屋、そして夢二子供絵、半襟図案、小鳥、屏風、榛名山賦等。どれもこれも素晴らしく時間が経つのを忘れてしまうほど見入ってしまう。
 特に黒船屋は夢二と彦乃の切ない恋。
 謎めく箱と猫と女性、その色と形。
 感動が心の奥深くに伝わり人の涙を誘う
  夢二の最後のステージは、和洋ガラスの美しさ。時計、蓄音機。
 素晴らしく心に残っているのがオルゴール。
 オルゴールといっても非常に大きく、そこから奏でられる音は
 オーケストラに負けない迫力でびっくり。
 最後に聞いた宵待草の曲は何とも言えない大正ロマンが心に焼き付いた。
 大正は私の母が生まれ育った時代。
 大正は良き時代だったのだろう。今も大正ロマンという何ともいえぬ良き響きが私の心を動かす。
 また夢二に会いに行こう。
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