「豊かな人生」
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 今回のコラム寄稿者は、NZSTMさんです。
 早いもので美容師として働いて23年。祖母の代から続く小さなお店で、今年70歳になった母と仕事ができる毎日を幸せに思います。
 幼い頃から忙しい母の背中を見て育ち「お手伝い」が当たり前だった私。
「大きくなったらさとみちゃんも美容師さんになるんでしょ?」とお客様に何度も言われているうちに、なかば洗脳状態(?)で気付けば本当に美容師になっていました。
 この仕事について一番良かったなぁと思うのは、仕事をしながらお客様との会話から色々なことを学ばせてもらえているということです。どのお客様にもそれぞれの貴重な人生経験があり、辛いことも悲しいことも、より豊かにその人生を彩っているのだと思います。
 美容の仕事についてからは、コンクールや検定のための勉強や講習会には参加しても「趣味」というものからは無縁になっていた私ですが、4年ほど前から「ピアニカ」を習い始めました。
小学生の頃に習った「メロディオン」や「鍵盤ハーモニカ」とも呼ばれるあの楽器ですが、違うところはプラスチック製のまわりを外し、千曲市の間伐材で作りかえた木製の温もりあるピアニカということです。
 この楽器の製作から演奏指導までして下さるのは、神戸市在住のジャズ鍵盤ハーモニカ奏者のトミー・チョー氏です。トミー先生は大阪音大卒業後、音楽家として活動していた矢先に阪神淡路大震災に見舞われ、環境が一変してしまいました。音楽を演奏するどころではなくなった中、瓦礫の中に廃棄された一台のピアニカを見つけ、そのままにできずに持ち帰り、磨き直して息を吹き込んだ時、その音色に希望を見出したそうです。
 その後、仲間と「Tommy☆Pianica Soul」というバンドを結成し、小学校などの学校講演から海外での音楽活動まで「震災で残された者」としての命を輝かせておられます。
東日本大震災の後もすぐに現地に赴き、現在に至るまで地元の人々と交流しながら支援活動を続けています。今年の夏に千曲市と神戸市で行われたコンサートの売り上げも、熊本の復興支援にと贈られたトミー先生。
 その音楽や人に対する真摯な姿勢に共感を抱いた千曲市の有志で今では「千曲鍵盤ハーモニカオーケストラ」ができ、仲間が増えています。
 私もその一人としてトミー先生の様な人の心に寄り添える音を目指して頑張っています。
 仕事の他にも本気で打ち込めるものができたこと。そしてこの穏やかな日常があることに感謝を忘れずにいたいです。
 
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