◇ 中振袖着付け 競技要綱 ◇
1. 競技種目  中振袖着付け 競技の部
[中振袖着付け]
通常成人式の時用いられるもので、袋帯(六通及び全通)を使用したもの。
競技は「補整・長襦袢着付け・振袖着付け・帯結び作業を監査員立合いの下に競技会場で行う。
全美連発表 令和4年度「中振袖着付け部門 帯結び」について
・第106回 令和3年「奏海(かなた)」「流麗(りゅうれい)」
・第107回 令和4年 「碧天(へきてん)」「輝輝(きき)」
 上記、帯結びの中から選ぶこと(アレンジ不可)
2. 出場資格  美容師免許取得者
3. 競技時間
「補整・長襦袢着付け・振袖着付け・帯結び」仕上げまでの作業  30分
      (競技時間内にポーズ付けをすること)
時間告知は、スタート・5分経過・10分経過・20分経過・5分前・3分前、1分前・終了とする。
4. 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格となる)
   ◇  [禁止事項]
モデルは認めない。着付け用ボディーを使用する。
競技中、選手同志又は観客と会話等をしてはならない。
競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び、監査員の指示に従わない等の行為は、退場を命じることがある。
帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは認めない。
帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。(ワンタッチ式など)
ボディ補整のパットやタオルはとじ付けてあってはいけない。
帯のアクセサリーは認めない。
おはしょり芯の使用は認めない。
袖の錘用の板紙等の使用は認めない。
ものさし類の使用は認めない
長襦袢の長さは極端に短くてはならない。
競技終了後、選手はボディーに一切触れてはならない
助手の使用は一切認めない(ただし、競技器具の搬出入の為に助手を控室に立ち入りさせることは差し支えない)
[制限事項]
帯結びの型については、最近2年間の全日本美容講師会トップマスターズモードで発表した帯結びの中から選ぶこと。(アレンジは不可)(募集要項に記載)
帯あげは、入りの字型とする。
帯〆は、中心で結ぶこと
前身頃の衽の縫目と「おはしょり」の縫目はそろえること。
5. 衣装類持ち込みに際しての禁止事項
(a) 中振袖
身幅にアールをつけて胴部を絞った仕立ては認めない。
着物と重ね衿の衿とじは、衿背あきまでとする。
袖付けにあて布があってはいけない。
(b) 長襦袢
衿は、特別に考案・加工された特殊な型式の物は認めない。 (使用した場合は失格とする)
半衿は無地とする。
上下セパレートのものは認めない。
長襦袢の衿芯は自由とする。(棒衿・ばち衿・広衿可)
後衿の力布はあってはいけない。
(c) 帯  ・特定のひだの折り癖が強くつけられているものは認めない。
(d) 着付小物 ①コーリンベルトの使用は認めない。
{注} 競技用具は大会当日の朝、競技前に監査員が点検を行う
6. その他の注意事項
ボディーの高さは自由とする。(資料図参照)
人間モデルとして取り扱う事。
長襦袢の衿については全国大会では三河芯以外のものは認めない。
競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退場しなければならない。
7. 競技用具の準備(選手が準備するもの)
(a) ①中振袖  ②重ね衿又は比翼衿  ③袋帯(六通及び全通)  ④長襦袢(長襦袢の衿芯は自由とし半衿を付けたもの)  ⑤帯〆・帯あげ  ⑥衣装敷(並判)  ⑦衣装箱
(b) 小物付属品「肌襦袢・裾よけ又はワンピース型肌着・腰紐・ゴム仮紐・伊達巻き(2本)・ボディ修正用具(ガーゼ・コットン・タオル)帯枕・帯板・カラーバンド又は輪ゴム・クリップ類」
8. 選手服装
上は白(ネーム・店名入り・大きなプリント柄は不可) 
下は黒又は紺色のスカートかパンツ(ミニスカートは禁止)
競技の妨げになるアクセサリーは身につけない
美容師らしい清潔な服装をする事